近年入居希望者がおらず空き家状態となっていたセラミックの1棟4戸の公営住宅を改修し再稼働することを目的とした業務でした。与えられた予算をもとに、現地調査、改修メニュー提案、設計、工事監理を行いました。
現地調査で把握できた課題として、「暗い」「3LDKの特に和室が使いにくい」「洗濯機スペースが不十分」「内窓の木製サッシが劣化し気密性、断熱性が十分でない」「給湯ボイラーが更新時期値なっている」「地優賃化に伴い、各室冷暖房の設置準備が必要」などがあげられました。
これらの課題解消のために「和室の間仕切りを撤去し広くて明るいリビングを持つ2LDKとし、洗濯機スペースも新設し快適に生活できるプランに更新する。」「ボイラー交換、内窓交換などの機能面を更新する。」など、プランと機能の双方を確認しながら設計を進めました。
2月末に引渡しを終え、4月から入居可能でしたが、3月に4戸すべてが入居希望となったと町から連絡を受け、今回の事業の成果が出たことで嬉しく思っています。
↓既存の状態
↓改修後